アラサーOLの投資記録ノート

 {誰にも言えないお金のことをさらけだしてくブログ} お口は悪め、こてこての関西人、投資7年目。株式投資・NISA・S&P500・奨学金・家計簿・メイク

2022.11//海外ドラマとか、最近読んだもの『国境の南、太陽の西』『愛するということ』

11月に入り、スタバで一番好きなシーズナルラテの季節。

ジンジャーブレッドラテです。以前は、追いシナモンできたのに、ミルクシュガーなどのスパイスが自由に利用できなくなったよね。試しにカスタムで豆乳に変更したら、想像よりもあまくなってしまって、いつものミルクverラテの方が好きだなと思った。

 

 

 

 

エンタメ話をずらっとします。

コロナ療養中に暇を持て余し、活字を読むにも飽きて手を出した海外ドラマ。

 

『ウェントワース女性刑務所』

オーストラリアの女性刑務所の内部の話なんですが、これが結構面白かった。人気があるらしく、リアルタイムではシーズン8を放送中。

もちろんタイトルの通り、バイオレンスなシーン、派閥、苛め、ドラッグはあるんだけど、ハマるんよねー。囚人同士の団結、絶対に口は割らない、裏切らない、仲間を守るっていうルールがあって、人間くささを感じるところもあり、狭い世界での人間模様にハマります。

Amazon primeではシーズン2までしか観れなくて、残りのシーズン3~8は、日本ではHuluでしか観れません。視聴者が増えれば、アマプラでも観れるかもしれないので、是非。

 

ウェントワースで刺激を受けすぎたので・・・、ヒューマンドラマ系のものが見たくなり、Amazon prime『THIS IS US』でを見始めました。

 

『THIS IS US』

こちらもアメリカでとても人気らしく、シーズン6まで出ています。アマプラで5年ほど前にシーズン1のエピソード1だけかじって観ていたようだけど、あんまり記憶にないな。

 

『国境の南、太陽の西』村上春樹

話変わって、今週末は村上春樹の『国境の南、太陽の西』を再読。インスタの記録によると前に読んだのは2013年、私はすでに社会人になっていた9年前。すごく感銘を受けた印象はあったけれど、中身を忘れかけていたので、実家から持ってきて読んだんですが、漠然と「すき」「このみだ」と思っていたところと離れた感想を抱いて、10年近い月日が経つと、捉え方が変わるものなのか、と不思議な余韻に浸った。

好きな本も、読み返すタイミングや自分の置かれた環境によって、読み方が変わるね。

そもそも、2度読む本なんて、その選択をした時点で稀なのだ。

 

『愛するということ』エーリッヒ・フロム

最近店頭で見かける新装版ではなく、91年版を読みました。

「愛は技術である」という言葉があまりにも有名。

この本、10代や20代前半の若いときに読んだとしたら、ちんぷんかんぷんでわかんなかったと思う、30代のいまでも読んだ中身の半分程度しか理解できていない、おそらく。

手元に置いておきたい。読み返す価値のある本。

私の言葉なんてなんの重さもないので、引用文を貼っておく。特にひとつ目、熱心に株式投資をしている身としては、身をつまされるような感覚で、頭から離れない。

 

いくつか引用

物質の世界では、与えるということはその人が裕福だということである。たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。ひたすら貯め込み、何か一つでも失うことを恐れている人は、どんなにたくさんのものを所有していようと、心理学的に言えば、貧しい人である。気前よく与えることのできる人が、豊かな人なのだ。(p.45)

 

誰かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束でもある。もし愛がたんなる感情にすぎないとしたら、「あなたを永遠に愛します」という約束にはなんの根拠もないことになる。感情は生まれ、また消えてゆく。もし自分の行為が決意と決断に基づいてなかったら、私の愛は永遠だなどとどうして言い切ることが出来よう。(p.91)

 

センチメンタルな愛のもう一つの面は、愛を時間的に抽象化するということである。夫婦が、実際には愛など経験しなかったのに、自分たちの過去の愛の思い出に涙したり、将来の愛を想って感動するということもありうる。婚約者たちや新婚ほやほやのカップルが、実際はすでにたがいに飽きはじめているというのに、将来きっと最高の愛の瞬間が訪れるに違いないと夢みている、ということも珍しくない。この傾向は現代人に特徴的な一般的態度を一致している。現代人は過去か未来に生き、現在を生きていない。(p.151)

 

紙の書籍で読むとき、ドッグイヤーをしていることも多かったけど、最近はぱっとスクショしておく。読書記録がてら、あとから文字起こしできて便利。

 

ここには紹介しないけど、良かったもの

・『ボーイミーツガールの極端なもの』山崎ナオコーラ(kindle Unlimited)

・『薄闇シルエット』角田光代(kindle Unlimited)

 

私と同世代の独身女性に是非おすすめしたい。

特に薄闇シルエットは、角田光代節が際立っている。

山崎ナオコーラさんは、初読みだったので、作家読みして広げていきたい。